DMM Bitcoinを始めてみたので、ビットコインとイーサリアムの違いをまとめてみました。
こんにちは。トラダイスケです。
あの手この手を使って、コツコツTポイントを貯めている生活をしていますが、モッピーの広告でDMM Bitcoinの口座開設+1回取引完了で2,500ポイントをゲットできるということで、DMM Bitcoinの口座を開設してみました。。
これまでの暗号通貨への投資はCoincheckとBitStockを使ってビットコインを約7,000円分を持っているだけ。3年ぐらい前に流行に乗って所有し、一時的には投資金の3倍ぐらいになりましたけど、今になってはプラスマイナスなしです。
今回もTポイントを獲得するために開設しただけで、正直、暗号通貨の投資には消極的です。暗号通貨で儲けようと思ったら、FXみたいにデイトレで細かく取引して勝ち続けないといけないんでしょうね。チャート画面に張り付いて、取引のタイミングを伺うような取引は自分向きではないと思うので。
ただ先入観だけで判断してもよろしくないと思って、DMM Bitcoinを開設したことをきっかけに暗号通貨をちょっと勉強しようと思って、まとめてみました。
まず、DMM Bitcoinで現物で取引できる暗号通貨は以下の通り。
・ビットコイン
・イーサリアム
・リップル
この3つの暗号通貨について、自分なりに考えてみました。
- 時価総額:ビットコインが圧勝
- 格付:格付もビットコインの次点はイーサリアム
- ビットコインとイーサリアムの違いとは?
- イーサリアムの将来性
- セキュリティの問題
- 結論:イーサリアムを5,000円くらい持っておいても悪くないか程度。
時価総額:ビットコインが圧勝
暗号通貨の時価総額は、その暗号通貨がどれだけ世界で流通をしているかを示す指標になっています。ビットコイン、イーサリアム、リップルの時価総額は、この記事を書いている2020年5月24日17時時点で、1位、2位、3位となっています。
順位 | 暗号通貨 | 時価総額(億円) |
---|---|---|
1 | ビットコイン | 182,275億円 |
2 | イーサリアム | 24,949億円 |
3 | リップル | 9,440億円 |
しかし、ビットコインが18.2兆円とイーサリアムの約7倍、リップルの約19倍と他の暗号通貨を圧倒していますね。
格付:格付もビットコインの次点はイーサリアム
暗号通貨の格付はWeiss Ratingsで確認しました。
Weiss Ratingsは、1971年創業のアメリカの独立系格付機関で、株式やETF、投資信託、保険など幅広い金融商品を格付している格付会社。他の大手格付機関とは異なり、他社から一切の報酬を受け取っていないということで、独立性と信頼性を強みとしています。
下記のキャプチャが2020年5月のWeiss Ratingsの格付ランキング。
※ 引用:Weiss Ratings
長期投資家向けに設ける「テクノロジー・採用(Technology/Adoption)」では、ビットコインとイーサリアムがA。リップルがB+。
この「テクノロジー・採用(Technology/Adoption)」の指標がAに近いほど、暗号通貨技術が高いらしい。指標の説明を読んでみたけど、正直、素人が5分10分で理解できるような指標ではなかったですね。分かったのはセキュリティ技術力と採用率も加味されていることなので、この指標が高いということは長期的には信頼できるということでしょう。
短期的な値上げを評価した指標の「マーケットパフォーマンス(Market Performance)」はビットコインとイーサリアム、リップルが共にD-。コロナ渦が加味されてのことか、あんまり評価は良くないですね。
総合的な指標であるOverall Ratingでは、ビットコインとイーサリアムの格付がB+となっていて、暗号通貨の現状はビットコインとイーサリアムの2強状態ってことですかね。リップルの格付は、ビットコイン、イーサリアムとは2ランクダウンのB-。1ランクのインパクトがどれほどかは分からないけどもビットコインに対抗しているのはイーサリアムというのは間違いなさそうです。
リップルには申し訳ないけど投資対象から除外かな。
ビットコインとイーサリアムの違いとは?
時価総額と格付から考えると、ビットコイン以外で暗号通貨を持つならイーサリアムかなと思えたけども、実際に何が違うのかをまとめてみる。簡単にまとめるとこんな違いがありますね。
ビットコイン | イーサリアム | |
---|---|---|
目的 | 通貨の代替 | プラットフォーム |
発行上限数 | あり | なし |
ブロック生成時間 | 約10分 | 約15秒 |
目的:イーサリアムはプラットフォーム化
まず暗号通貨は一括りに考えられがちやけど、それぞれに暗号通貨の使用目的が異なるそうですね。
調べてみてビットコインとイーサリアムを比較する上でこの目的の違いを理解するのは大切やなと思うし、イーサリアムの方が魅力的かなと思うたちばになりました。
ビットコインの目的は、通貨の発行が各国の中央集権的なところで定められるのではなく、ビットコインを介した通貨のグローバル化にあります。例えば自国通貨の価値が下がるリスクが大きい国民が財産を安定して貯めるためにビットコインに替えて保有したりするわけですね。
一方のイーサリアムは、通貨としての役割だけでなく、プラットフォームとして、通貨の受け渡しに関係する契約履行の機能も兼ね備えている。スマートコントラクトと言うそうですね。
ビットコインは、『誰と誰』と『いくら』というお金の受け渡しの記録しか持っていませんが、イーサリアムはその情報と『何のために』という目的が入ります。例えば、普通に店頭で買って自宅まで宅配を依頼する場合、商品購入と宅配を別々にお金を払ってましたよね。これを一度の支払いで商店と配達業社にお金を振り分けるのも自動で行ってくれるようになります。
このスマートコントラクトの機能に着目した企業が標準化団体を作って、イーサリアムをビジネスにうまく使えないか模索しています。この標準化団体には、世界に影響力のあるマイクロソフトも参加しています。
うまくビジネスに使えるようになればビットコインよりもイーサリアムの方がメジャーになる可能性は秘めていそうですね。
発行上限数:イーサリアムは上限なし
ビットコインの発行上限は2,100万枚と決まっています。そのためそれ以上の発行はないため、ある意味で金やダイヤモンドといった有限資産として着目されてきました。そのためマーケットでも、リスク回避資産として金と同じような動き方をするのではないかと思われていた部分もあったようですが、歴史が浅いこととあってまだ検証中ですね。
一方のイーサリアムは上限なしです。今のところイーサリアムは1億枚分のコインがあるようですが、コインが増加するとそれだけ1コイン当たりの価値は下がってしまうリスクがあります。ただし、イーサリアムも設定される可能性もあるためアップデート待ちらしいです。
ブロック生成時間:イーサリアムの方が速い
ブロック生成時間とは、簡単に言ってしまえば、支払い処理に要する時間。
ビットコインはブロック生成時間は約10分毎です。つまり、送金作業等行ってもすぐに着金しません。
これに対し、イーサリアムは約15秒程度と段違いに速い。ビットコインと比較すると40分の1程度のスピードで完了します。この点はビットコインよりも優位なのか。
イーサリアムの将来性
ビットコインとイーサリアムは全く違う性格をしていることが調べてて分かってきました。いずれイーサリアムの上限が決定されるとするならば、僕はイーサリアムの方が魅力的だと感じます。
グローバルな企業が標準化を進めようとしている動きがあるなら、今のうちにイーサリアムを持っている方が得策な気がしています。標準化の準備が整った時に需要が爆発なんて、淡い期待もありますし。
ジョゼフ・ラッキンスキーはポジティブな予想
Joe Technologist.comの創設者で、今はロイター社の技術者であるジョゼフ・ラッキンスキー氏はイーサリアムの将来性にかなりポジティブな発信をしていますね。
その根拠はイーサリアムの開発に携わっている技術者のコミュニティがビットコインを含め他の暗号通貨よりも遥かに多いということです。イーサリアムは技術者によって日々コードのアップデートが行われ、通貨としての機能が着々と改善されていくってのには、確かに将来性を感じます。
セキュリティの問題
暗号通貨といえば、ハッキングで多額の盗まれる事件も多い印象。イーサリアムも世界中のハッカーから狙われている状況ですね。
最近では韓国の取引所が狙われて、54億円を超えるイーサリアムが奪われたなんて事件が起きています。
coinotaku.com
これらのハッキング事件は、イーサリアム自体のセキュリティの問題ではなく、取引所側のセキュリティに問題があることがほとんど。
セキュリティとハッキングの攻防は素人の僕には正直どうすることもできん。一番安全な方法は暗号通貨を持たないことやけど、それも極論。持ってないと資産は増えないからね。なるべく複数の取引所経由に分散させた方がええということですね。
結論:イーサリアムを5,000円くらい持っておいても悪くないか程度。
とまぁ、色々書きましたけど、どうせDMM Bitcoinを始めるんやし、振込入金の下限値の5,000円分くらいイーサリアムを持っていても悪くはないかな。ポイント投資分を含めると、実際の損失は2,500円。取られてもちょっと落ち込むくらいで済むやろう。
ビットコインよりもイーサリアムの方がその思想が面白いと思いましたけど、これからも追加投資をするかって言われると、まだ消極的。
暗号通貨で稼ごうと思ったら、大量の資金を投じてチャートに一喜一憂をしなきゃならないことに変わりはなさそうだし、やっぱり自分向きではないですね。
資産が1,000万を超えてれば、その10%ぐらい暗号通貨を持っててもいいと思えるかな。
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